この日は前回参加したトレーニングコースの内容を3人で共有しました。
今回は体験した内容を私なりに解釈して事前に「頭から背骨・・・」の題名をつけてみたのですが、今振り返るとちょっと違うなと思います。どんなことをするにせよ、部分的な所に影響が留まらないのがフェルデンクライスメソッドなので、毎回「身体の全体を観て働きかける」でいいんじゃないかと思うこともあります。ただ、キーワードを設けることは新しい気づきにもつながるかもしれないので、うまい方法を模索していくつもりです。
私が参加しているトレーニングでは大きく3つの構成で行っています。今回もそれに基づいて、まず自分で動いて感覚を確認し、次に言葉で話し合って、最後に手を通して相手に表現するということをしました。これはフェルデンクライスの資格を取る人のための流れなのですが、個人的には一般の方にも効果的なのではないかと思っています。一方的に受けるだけでなく、相手に伝えることでバランスが取れることもあるのではないかと。
話し合いの中で動的平衡の話になったのですが、人間は細胞レベルで絶えず入れ替わりながら常に同じ形を維持しているだけでなく、動作レベルでも絶えず動き続けながらひとつの姿勢や動きを維持しているそうです。この「変化しつつも維持している」システムは身体の中に無数にあって、それぞれのシステム同士もバランスを取り合ってはじめて調和された身体が出来上がっているというのです。フェルデンクライスのワークをするときに、最初は小さな動きから始める必要があるという理由が少し明確になった気がします。
今回のテーマに上げた背骨は頭、肩、腰のそれぞれ独立して動ける3つのシステムをつないでいる部位にあたり、人間の動作の平衡における要として観ると興味深い動きをしていると思います。これはトレーニングに参加している間どころか、共有している時にも気づきませんでした。今、ちょっと仕方なく活動報告を書いていてやっと気づいたところをみると、この文章を書くこともあながち不毛ではないのかも。
あまり知名度のないフェルデンクライスメソッドにおいてもワークショップやトレーニングのイベントが毎年たくさん行われています。色んなワークショップのメールが次々とやってきて、どれに参加しようか目移りしてしまうのですが、まずは口に入れたものをよく噛むことから始めれば、次に何を食べたいかは自ずと見えてくるのかもしれないと思いました。