2016年7月12日火曜日

プラクティショナーのための学び

7月のスケジュールに「プラクティショナーのための学び」を追記いたしました。

プラクティショナーとは、フェルデンクライスメソッドの指導資格を持った人のことです。4年間かけてフェルデンクライスメソッドに必要な感覚の下地を作って資格を得ますが、建物で言えば更地にちょっとした土台ができた状態で卒業となり、プラクティショナーの道を歩み始めます。

土台の上にどのようなものを建てていくかは、個々のプラクティショナーに任されており、その自由度の高さがフェルデンクライスメソッドの素晴らしいところです。そして同時に様々な困惑を引き起こすところでもあります。

プラクティショナー同士の勉強会が難しい一因として、土台は共通していても、建物の骨組みや構造がプラクティショナー同士でかなり違う点があります。何を共通の視点として切磋琢磨していくかが不明瞭なのです。

その問題についてずっと考えていましたが、「力学の視点」を中心に扱うことで共通地平が開けるのではないかという仮説を立て、実験的に勉強会を行うことにしました。

フェルデンクライスメソッドの魅力的な一面として、「自身の体の重さをいかに動きの原動力とするか」というものがあると思います。負担と感じている重さをゆっくりとした動きでエネルギーに変えていく不思議さを何度も体験しました。

動きや体の「形」をテーマとすると、人間の多様性を前に煮詰まってしまいます。違う人体や動きに対して同じ「力の方向」をかけることでどのような動きが発生するのか?これを軸にメソッドを深める取り組みを模索していきます。