2015年4月18日土曜日

4月18日 フェルデンクライスの基本原理2 無数の入口と一つの出口

フェルデンクライスのトレーニングをしている中で、「すごい経験をしてしまった」と思っていると、思わぬ形で更にすごい経験があってびっくりすることが多々あります。

以前の成功を待ち構えてしまうと、もっと面白いものが意識の網から素通りしていきます。
一度成功すれば、その経験は十分な学習が終わっています。
身体で行われる千変万化の中で次の何かを求めていく視点を、
フェルデンクライスでは教えてくれます。


今回は、前回と全く同じ動きのレッスンを行いました。
レッスンが始まった時の曇った雰囲気を言葉にすると、

「先週、この動きはもっとうまくできていたのに、おかしいなぁ」です。

私の目から見て、動ける幅は減っていますが、
前回のレッスンで明確になった動きをちゃんとしていました。

でも、前回の開始時に比べて飛躍的に動きやすくなった体験があるので、
質ではなく、形を求めてしまいます。
動きが荒く、大きくなってきたので一度レッスンを止め、
参加者のお互いの動きを観察し、自分と違う動き方で再度取り組むことにしました。

前回これだ!と思って動いていたものが、他の人の動きを見ると、ぜんぜん違います。
自分ではやらない動きを真似することで、もっと楽に動けるようになっていきます。

全身がくまなく快適に動くという出口は一つですが、
そこにたどり着くためのアプローチはその場その場で無数にあり、
毎回同じ出口にたどり着くように居て、よく見ると違う景色であったりもします。
ひとつひとつの小さな観察が、それを可能にしてくれます。