2015年4月16日木曜日

4月11日 フェルデンクライスの基本原理1 目の景色と手の景色

人間は受け取った情報をどのように組み立てるのか?
といっても、フェルデンクライスでは細かい神経プロセスに言及しません。

結果として何ができるかに興味があります。
情報を受け取るタイミングと、視点の在り方で様々な面白い結果に繋がります。
中でも情報同士を比較できることが重要です。

人間は受け取った情報の全体像から未知のものをなかなか拾おうとしません。
自分が知っているものだけ拾って終わらせることが多いです。
いかに受け取った情報から多くを学ぶのか?
その時に比較可能な状態にあると、自分の知らない所へも目を向ける機会が増えます。
なのでフェルデンクライスのレッスンでは、よく右と左の同じ部位を比較する問いかけをします。

今回は「目の景色と手の景色」と題して、人の動きを目で見たときの感じと、実際触った時の
感じの違いを比較する中で、よりクリアに動きが見えてくる現象を体験して頂きました。

目で見たものも現実であり、手で触った感覚も現実である。
二つの現実に隔たりがあるとき、人間には二つの現実が共存できる立体的で多面的なイメージを
構築する力があります。そこから更に別の情報を追加していくと、まるで3Dの映像を見ている
かのように人間の動きが同時多面的に把握できる瞬間があります。

興味深いことに、触っている人がそのようなイメージを持った時、触られている人も自身の動きが
はっきりとイメージできるようになっていたりします。

実に不思議なことです。
でも、言葉や映像に置き換えるのが難しい何かです。
なので、私たちは説明をほとんど挟まず、ただやってもらい、ただ感じてもらうことにしています。
結果としてその後の生活に何か面白い変化があれば、それで十分です。


そういう意味で、このブログはおまけのようなものです。
おまけで楽しませて頂いています。


次回は4月18日(土)13:00~です。
フェルデンクライスの基本原理2 入口と出口

この後は2週間ほど研修のためにお休みとなります。