2018年2月24日土曜日

親になって反省すること

もちろんフェルデンクライスの話でもあるのですが、
2児の親になって反省したことの一つは「正しいことだけ教えていても何の学びにもならない」ということです。フェルデンクライスのレッスンで「事前にお手本を見せない」というルールがあるのですが、先に「正しいものはこれです」とやってしまうと、それ以外をしなくなってしまい、模索する動きの幅が極端に減ります。そうなると次の動きが自力で発見できなくなるので、次のお手本に依存する方向へと突き進んでいきます。

もう一つは「叱ったり、正したりして後味の悪い思いをさせることは問題を隠蔽させるだけで何のメリットもない」ということです。子供は時として常軌を逸した行動をするのですが、それに驚いて叱ってしまうとその行動はしなくなるのですが、なかったことにしてしまい、その行動をした感情の源のようなところとの繋がりが逆に見えにくくなってしまいます。その結果、別の迂回した形で現れたりします。

子供を育てるときに何が良く何が悪いかは本当のところよくわかりません。ただ、観察していてとりあえずこの二つは自立した思考を奪っている可能性が高いと感じたので反省している次第です。