2017年8月6日日曜日

自分自身へ動きを伝える

フェルデンクライスにおいて興味深いテーマの一つに、自分の体を動かすとき、どういう指示を与えているのかというものがあります。

他の人に指示を出すときは色々意識しますが、自分に対しての指示は、
動く一瞬前に言葉も使わずにやっているので意識しにくいプロセスです。
しかし、フェルデンクライスをより楽しく深めていくときに重要なことだと思います。

動きを一方的に頭から体に伝えているか?
それとも体から感覚を聞きながら伝えているか?
指示された動きと違う内容の指示を体にしていないか?
一度動き出したら聞くのをやめてないか?
動きを終わらせたり引き返したりするのは誰が決めているか?
体が指示通り動かないとき、どのような方針転換をするか?
いつ休む決断をするか?

体は頭にとって最も身近な他人です。
フェルデンクライスではそのコミュニケーションをじっくり時間をかけて調和させていく機会を持つことができます。そしてそれが多くの問題への答えとなることがあります。